アンパンマンで一番泣ける名エピソード「アンパンマンとゴミラ」をご紹介します。
1988年の放映開始から30年以上、多くの人から愛されているアンパンマン。
その長い歴史の中で多くの感動するエピソードを生み出してきました。
一見すると子供向けのアニメと思いがちですが、中には大人が観ても泣けるエピソードも多数ありました。
今回はその中でも特に泣けるエピソードのひとつ、「アンパンマンとゴミラ」を紹介していきます。
ゴミラの理不尽な仕打ちに、思わず泣いてしまいます…。
アンパンマンとゴミラとの出会い
ゴミラのエピソードは2001年の映画です
ゴミラのエピソードは2001年上映の「映画 それいけ!アンパンマン ゴミラの星」です。
ゴミラについて
アンパンマンたちとゴミラが出会ったのは古地図に載っていた古城の中でした。
古城にはゴミがあふれ、ゴミラはそれを食べて静かに暮らしていました。
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©APDLLP
しかし、きれい好きのバタコさんはゴミを片付けてしまい、ゴミラの食べ物はなくなってしまいました。
途方に暮れたゴミラをアンパンマンたちは親切心から町に誘ってあげました。
ゴミラは人見知りでしたが、町で暮らしていくことを決意、町に出ていきました。
町の中にはゴミがたくさんあり、ゴミラはこれらを食べて暮らしていました。
町のみんなとも仲良くなり、ゴミラ自身もみんなの役に立つことを喜んでいました。
けれど、それも長くは続きませんでした。
ゴミラにはあまりにも残酷な仕打ちが待っていたのです。
暴走するゴミラと悲しすぎるラスト
悪巧みを考えていたばいきんまんはゴミラに自らが開発したスーパーカビハートという薬を飲ませ、ゴミラを狂暴化させました。
薬の力により、ゴミラは巨大化して我を忘れ、あろうことかみんなと仲良くなった町を壊し始めてしまうのです。
ばいきんまんとしては計算外なことでした。
ばいきんまんとしては、ただゴミラを暴れさせたかっただけだったのです。
しかし、ドキンちゃんが薬の調合の邪魔をしてしまっていたため、偶発的に起こった副作用でゴミを食べると巨大化するようになってしまったのです!
これが結果的に、理不尽なラストの原因となってしまいました。
ばいきんまんたちの悪行を知ったアンパンマンたちはゴミラを助けるべく、体内に侵入してばいきんまんの薬によって生まれた心の汚れをきれいにして助けてあげ、ばいきんまんたちを懲らしめました。
ゴミを食べると巨大化するという後遺症が残った
しかし、ゴミラには戻る場所はもうありませんでした。
ゴミラを助けることには成功しましたが、ゴミを食べると巨大化するという後遺症が残ってしまっていたのです。
ゴミラは町を壊してしまったことを罪悪感を感じ、ゴミを食べると巨大化してしまうので町にいることはできず、一人寂しく海底に移り住んでいきました。
もしも、アンパンマンたちがゴミラに出会わなかったら。
もしも、ドキンちゃんが薬の調合の邪魔をしてしまわなかったら。
もしも、アンパンマンたちにゴミラの体を元に戻す力があったなら。
そう考えると余計に泣けてくると思います。
かわいそうなゴミラ..泣
まとめ
いかがでしたか?
ゴミラは町に住むことはできなくなってしまいましたが、その後も町のみんなとの交流は続けています。
なので、バッドエンドの酷い映画というわけではありません。
ロールパンナや巨大化体質の原因となってしまったドキンちゃんとも友だちになっていましたよ。
町に住めなくなってしまってもゴミラは元気でけなげに生きているのです。
そんな様子も、なんとも言えず切ないんですけどね。